■ハンドルバー

ハンドルバーは身体とマシンの接点であり、重要なコントロールを行う繊細なパーツです。
ハンドルバーには大きく分けて2種類の太さに2種類の素材があります。太さはプロテーパーバーに代表される直径28.6mmの大径ハンドルタイプと多くのマシンに標準装備されている22.2mmのハンドルバーに分けられます。またオフロード用ハンドルバーの素材は多くのマシンに標準装備されている鉄製とアルミ合金製に分かれます。なお最近の競技車にはアルミの大径ハンドルバーが標準で付くタイプもありますが、トレールバイクの多くには鉄製の22.2mmバーが装備されています。
素材や太さに関してはそれぞれ利点がありますのでそれを踏まえて選ばれると良いでしょう。

素材について
アルミ合金は鉄よりも軽いのですが、強度を出すために肉厚に作っています。そのため比重としてはアルミは鉄の36%ほどの重さしかありませんがハンドルバーになるとそこまで極端に軽くはなりません。ですからアルミ合金製の標準サイズバーの利点は軽さよりもむしろそのしなり具合に有るといえます。
アルミは鉄に比べると弾性限界が高いと云われます。そのため転倒などで衝撃が加わった際にアルミの方が元に戻りやすいというわけです。しかし転倒の衝撃は結構なものですから“曲がりにくい”程度に考えた方が良いでしょう。それよりもそのしなやかさから大きな衝撃(この場合は大きなジャンプなど)を吸収してくれますので身体に掛かる負担を減らしてくれます。そのため長時間のライディングに有利に働きます。

太さ関して
近年競技車の標準装備にもなってきている大径(28.6mm)ハンドルは標準(22.2mm)ハンドルがしなりすぎをハンドルブレース(ブリッジ状にハンドルに掛かっている棒)で抑えているのに対して、バーの構造自体でしなる量をコントロールしようというものです。具体的にはブレースを置く代わりに中央部分のバーを太くしてしなり過ぎを抑えています。レバーやグリップなどが取り付けられている先端に向けてテーパーが掛かっているので総称してテーパーウォールバーと呼ぶこともあります。取り付けには専用のハンドルクランプが必要になりますが、ハンドル自体の剛性が高いことから転倒などでの曲がりも少なく長く使える分コストパフォーマンスに長けたハンドルバーといえます。

プロテーパーは1991年から革新的な製品をリリースし続けています。ハンドルバーの標準となりつつあるテーパーウォールバーはその代表的な作品です。これからも最先端を行くメーカーでしょう。

 

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