石井正美/ '08全日本エンデューロ選手権 シリーズチャンピオン : Racing Garage Beer's 代表 1952年3月23日生
1970年デビューレースはMCFAJモトクロス。1975年までヤマハ契約ライダーとして活躍。翌76年怪我によりモトクロスから遠ざかる。1982年KTMで全日本モトクロス国際B級クラスに復帰、シーズン途中で国際A級に再昇格。1984年頃よりエンデューロレースに参加しBAJA1000など海外のデザートレースにも数多く参加。その後1989〜1993年までBAJA1000連続出場。国内でも1990年北海道の有名エンデューロを制覇などエンデューロライダーとしてその地位を固め、現在も現役選手として第一線で活躍中。

・ショップ Racing Garage Beer's 神奈川県藤沢市 http://beers141.com/

こだわりの設計思想
「歩きやすく、履きやすい」を基本コンセプトに置くED-PROは、極力プロテクションをそぎ落とし、革本来の性能を最大限発揮するように設計しています。ガエルネの持つノウハウを生かし、パーツ一つ一つの設計、裁断に、熟練した職人の技術を詰め込んでいます。美しくなめらかなラインや優れた履き心地は熟練した職人のなせる技。
かかと部分にプロテクションパーツをおごる替わりに、足首部分にシャーリング(ひだ状に生地を縫い、伸縮性をもたせる加工方法)を追加、しなやかな動きを可能にしています。


ふくらはぎ拡張システム
バックルベースには、あらかじめ3箇所に取り付けナットが用意されています。バックルを外して前2箇所に取り付けることにより、ふくらはぎ部を拡張することが出来ます。オプションのストラップSPロング(\1,050)を用いることで、さらに拡張の幅が広がります。(ご購入は別途ご相談ください)
また、ふくらはぎ部を構成するパーツの裁断ラインを吟味し側面の重なり代を多くしたことで、開口部が表に出ない余裕ある調整が可能になりました。

新設計のゲーター部とグリップガード
ゲーター部(履き口)に通気性と伸縮性に優れる新素材アクノロスを採用し、泥とホコリをシャットアウト。また、新設計のグリップガードは薄く出来ているためライディングを妨げることなく、マシンとの一体感を高めます。

ビブラムソール
ED-PROのアイデンティティであるビブラム社のラグソールです。このソールの利点は絶大なグリップ力にありますが、実はソール自体の重量が軽いために軽快なブーツを作ることにも貢献しています。土踏まず部分のフレックスが有りますので歩くにも最適なソールです。

内装
art402から採用され、オフロードブーツの革命を起こした特殊内装 "内装核"(TERMO ADESIVO・CONTRA FORTE)をパッドの厚みを変えるなどしてさらにフィット感を高めています。

フルグレインレザー
樹脂パーツを極力使わない代わりに本牛革の持つプロテクションを最大限に利用しています。一頭の牛から限られた量しか取れないファーストレザーのみを使用しています。


カラーバリエーション

ホワイト ブラック ナチュラルブラウン

GAERNE ED-PRO art.405 (イーディープロ・アート405)
サイズ 23.5〜28.5cm  (5mm刻み。それ以上のサイズは受注輸入にて取り寄せ可)
カラー ホワイト 、ブラック、ナチュラルブラウン(オイルドレザー)
外 装 フルグレインレザー
内 装 特殊内装 "内装核" (TERMO ADESIVO・CONTRA FORTE)
ソール ラグソール(ビブラム社製)
標準装備 インナーソール
重 量 1,450g(26.5cm片足分)
足入れ全高 35.5cm(26.5cmの場合)
木 型 日本人専用木型使用
市場価格 \39,000(輸入元オンラインショップ価格)
※写真と実物では、微妙に色が異なる場合があります。ご了承下さい。
■店主より

色々なメーカーが色々なオフロードブーツを出している中でも異彩を放つ特異なキャラクターのエンデューロブーツです。

モトクロスブーツとは比べものにならない動きの良さから初心者ロードバイクからの乗り換えライダーにお薦め。
ただし動きの良い分プロテクションがあまり無いのでハードな走りをする人にはガードの入ったモトクロスブーツがお薦めです。
○良い点
  ・軽い
・動きやすい
・ふくらはぎの対応幅が大きい(ロングストラップ併用時)
・内装が布なので履き心地がとても良い(耐久性も問題なさそうです)
・歩きやすい(ビブラムソールの御陰)
   
○悪い点
  ・プロテクションが甘い
・ソールが柔らかいので長時間ステップに乗っていると疲れやすい
・くるぶしの内側に樹脂製のガードが無いのでくるぶしグリップを多用する人は削れ易い
・泥のレースでバイクを押していると爪先金具に泥がめり込んでだんだん剥がれてくる
・同様にグリップが良い分泥も付着しやすく、いつの間にか高下駄になっていることも。(笑)

●総評
トレッキングなどには最適だけどレースで使う場合は岩にぶつけたりバイクに挟まれたときに泣きたくなるほど痛い。ツーリングに使用する際は装着感の軽さもあって快適です。またデザインも派手さのない落ち着いたものなのでツーリング先でもモトクロスブーツよりは良いかな。<もっとも爪先の金具の御陰でカチャカチャ煩いけど。
ちなみにこの爪先金具を外すのは装着の為かサンダーで削った跡が出てくるのであまりお薦めできません。
■サイズについて
 メーカーを問わずにブーツのサイズ選びは難しいところです。履き慣れたメーカーの物でもモデルや年式が異なると印象が変わったりします。しかしブーツ選びの鉄則として以下のようなルールがありますのでそれに沿って選べばほとんど問題はありません。
 
  • 普段履いている靴のサイズより小さなサイズになることは無い
  • 樹脂製のプロテクターが多いブーツは普段履いている靴のサイズより1サイズ大きめにしてソックスやインナーソールで調整した方が足にぴったりして良い。ゆるめの靴を履いている場合は同じサイズでも大丈夫です。
  • ファブリック内装の場合は比較的早く足に馴染むのでぴったり目が良い
以上を参考にして選んでください。