MOTION PRO フォールディング サグ スケール
 
サスセッティングの基本はサグ出しから!
 
◆サグとは
オートバイのディメンションは予め設定されており、ライダーが乗った際に前下がりだったり後ろ下がりだったりすると操縦性にも支障を来します。そのためにライダー乗車時のサスの沈み込みを管理する必要があります。これがサグといいます。

このサグスケールはオートバイの操作性を左右するサグだしを簡単にするスケールです。

◆ サグの出し方 ◆(画像は旧モデルです)

 

◆リアサスのサグだし

・まずはリアサスペンションが伸びきるようにスタンドなどに置いてください。

・Motion Proサグスケールを広げて、ガイドピンにノブを取り付けます。ガイドピンをリアアクスルシャフトの穴に差し込み、測定するための基準点の近くにスケールの0(ゼロ)があるようにしてください。基準点は任意に設定して結構です。(image1)
  image1

・サグスケールのガイドピンをリヤ・アクスル穴に差して下さい。
スケールのスロット内でガイドピンを動かして、サグスケールのゼロを車台の基準点に合わせます。
基準点はフェンダーの上のテープ(image2)にペンで印を付ける、シートボルト、フェンダーボルトなど任意に設定してください。

・スタンドから降ろしてください。次にマシン自体の重さだけ(1G)でスケールを読みます。 (image3)
そしてサービスマニュアルを見て規定に合っているかを確認してください。測定値は25〜35mmになるはずです。 ならない場合はサービスマニュアルなどを参照してイニシャルを調整してください。
これを静的サグと言います。

・次にマシンを直立させてヘルメットやブーツなどの装備を全て装着してから乗車します。その際に倒れないように他の人に支持してもらうと正確に計測出来ます。
全体重がフットペグに掛かるようにしてからサスペンションをストロークさせてなじませてください。
この状態でスケールを見ると90〜100mmの中に有るはずです。(image4)
これがライディングサグです。

・静的サグが正しい範囲なのにも関わらずライディングサグが90mm未満の場合は、そのスプリングは貴方には硬すぎます。
同じ状態でライディングサグが100mm以上であるなら、そのスプリングは柔らかすぎます。

どちらの場合もスプリングの交換などで対応する必要があります。お勧めのスプリングレートとなどについてはサービスマニュアルを参照してください。

image2 image3 image4

◆フロントフォークのサグだし


・サスペンションが完全に伸びきるようにスタンドの上に乗せてください。
・次にガイドピンをフロント・アクスルのセンターに差してください。そしてアンダーブラケット下のフロントフォーク上にテープなどで0(ゼロ)マークを記します。 (image5)

・マシンがスタンドから降ろした状態で、ライダーが乗らずにフロント・サスペンションのサグを測定してください。
 この時フロント・ブレーキがロックされている状態で、数回ストロークさせて落ち着く場所で計測してください。(image6)
 静的サグはサスペンショントラベルの5〜10%ほどになるはずです。(例えば300mmのストローク量の場合は15〜30mm)

・ヘルメットやブーツなどの装備を着けてフットペグに乗って下さい。そしてフロント・ブレーキをロックして、何度かフォークをストロークさせてください。フォークがなじんで落ち着いたポジションで計測します。 (image7)総ストロークの25〜30%の間にあるはずです。 (フォークに関する仕様のためにサービスマニュアルを参照してください。)
300mmのストロークが有る場合は、75〜90mmのサグが正常な値になります。

 この測定値が90mm以上で、静的なサグが15〜30mmの正しい範囲に有る場合は硬いスプリングに交換することをお薦めします。
 測定値が75mm未満ならば、より柔らかいスプリングへの交換をお薦めします。

image5 image6 image7
 
<商品詳細>
詳細 ・6061-T6アルミニウム製
・ツールボックスに収めやすいサイズです
・スケールが付いているので使いやすい
・ゼロセットポイントは調整範囲が広く取られています
・ミニモトからフルサイズマシンまで対応します
・インチとメートルのスケールが付いています
・前後どちらもサグだしが出来ます
・伸ばした状態で約72cmになります
・折り畳むと約40cmです
パーツナンバー 08-0613
定価 ¥7,000(税別)
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